交通事故先物取引の被害について、詳しく解説します。
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交通事故被害
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リンクと参考文献のご紹介〜参考文献
 交通事故被害を解決するためには、民事・刑事の法律知識、保険の知識、自動車工学の知識、医学的な知識など、様々な知識が必要となります。
 法律、自動車工学、医学等の専門書や論文なども含めると、とても被害にあって苦しんでいる方が自分で読みこんでいけるものではありません。しかし、何の知識もないと、警察、検察、保険会社、弁護士などを相手にしていくことに大きな不安をお持ちになるかもしれません。そこで、以下では、市販されている本の中で、交通事故被害者の方の参考になると感じた文献を紹介いたします。
 なお、リンク集もご覧ください。
道路交通法について
執務資料道路交通法解説 東京法令出版
 道路交通法の条文を一つ一つ解説している文献です。交通事故を扱う弁護士にとっても基本中の基本となる文献です。分厚い本で、一般向けの本ではありませんが、「交通事故における過失って何だろう?」という問題を考えるのには最も参考になる文献です。
交通死全般について
交通死 二木雄策 岩波新書
 ご自身の娘さんを亡くされた経済学者の著者が、現在の交通事故処理システムの不条理を丁寧に指摘している内容です。ここに書かれている裁判制度への批判は、弁護士にとっても耳の痛い内容です。特に、女子と男子で逸失利益が差別されている問題や、「中間利息控除」について鋭い問題提起をしており、その後の裁判にも影響を与えています。私個人としては、全ての裁判官に読んでもらいたいと思っている本です。
交通事故に関する工学的な問題
自動車事故鑑定工学 林洋 技術書院
交通事故の実証的再現方法 上山勝 技術書院
 この2冊は、交通事故の鑑定に関する文献のなかでは、比較的入手しやすい本で、自動車事故の鑑定手法の基本的な知識が記載されています。
刑事事件について
交通事故鑑識 福岡県警察本部交通指導課 令文社
新版交通事件捜査書類作成要領 交通実務研究会編著 立花書房
 この2冊は、警察の捜査に関して疑問があったり、開示された捜査書類の読み方を知りたい方の参考になる本です。
死因究明 柳原三佳 講談社
 交通事故も含め、現在の日本の検視及び司法解剖の問題点、捜査の杜撰さを指摘しています。
逐条解説犯罪被害者保護二法 松尾浩也 有斐閣
 犯罪被害者保護法、刑事訴訟法に定められた被害者の権利について、立法担当者も含めた執筆者による解説がなされています。法律家向けの本ですが、比較的薄い本ですので、読みやすいと思います。
民事事件について
交通事故損害賠償請求バイブル 柳原三佳 情報センター出版局
自賠責保険請求ガイド 柳原三佳 情報センター出版局
 市民向けの“交通事故の賠償請求についての解説書”は沢山ありますが、この2冊が、使いやすく、わかりやすいと思います。
「別冊判例タイムズ16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」 東京地裁民事交通訴訟研究会編  判例タイムズ社
 東京地裁交通部の裁判官が作成した過失相殺の認定基準です。
 事故状況ごとに、過失相殺率の基準となる数値が書かれています。ここに書かれた過失相殺率が絶対に正しいというわけではないのですが、保険や裁判実務では重要視されているというのが現実です。ですから、これを無視して裁判をすすめることはできません。
後遺障害について
労災補償障害認定必携 財団法人労働福祉共済会
 労災の後遺症認定に関する基準が記載されています。自賠責保険の後遺障害認定も、これに準拠していますので、後遺症が問題になる場合には、弁護士にとっても必携の本となっています。一般の人には、やや読みづらい本かもしれません。
高次脳機能障害について
 高次脳機能障害に関する文献は、現在では、非常に多く出版されていますし、臨床の論文や、公的機関の統計資料などもまとまってきております。
 比較的、入手しやすく、参考になりそうな文献をご紹介します。
高次脳機能障害 橋本圭司 PHP新書
 2007年に出版された最新の本です。一般向けの本ですが、リハビリテーション専門医が書いたものなので、高次脳機能障害に関する一般的知識、リハビリと日常生活レベルの向上について、かなり詳しく書いてあります。まず、何か1冊ということでしたら、これをオススメします。
知られざる高次脳機能障害 松崎有子 せせらぎ出版
 ノンフィクションライターの書いた本なので、読みやすく、また、巻末の資料も被害者にとって参考になるものが充実しています。
脳のリハビリQ&A 武田克彦 講談社
 医師の書いた一般向けの文献で、脳の障害についての基本的な知識を知るには良書だと思います。
脳外傷者の社会生活を支援するリハビリテーション 永井肇監修 中央法規出版
脳外傷リハビリテーションマニュアル 神奈川リハビリテーション病院 医学書院
 この2冊は、それぞれ脳外傷のリハビリ専門病院の作成しているもので、非常に参考になります(実際の裁判では「裁判官教育用」としても有益です。)。
脳脊髄液減少症について
あなたの「むち打ち症」は治ります! 篠永正道 日本医療企画
 タイトルはちょっと「軽い」ですが、内容的には充実しています。一般向けの本ですので、読みやすく、現時点では、裁判の証拠としてもある程度利用可能な文献です。著者は、交通事故後に持続する難治性の頭痛やめまいの中に脳脊髄液減少症が多く含まれていることを提唱し、ブラッドパッチ等の積極的な治療を行っている方です。
 ただ、この症例については、現在、医学界でも様々な意見があるようで、この本の発行後に限定しても、かなりの数の医学論文がでております。ようやく厚生労働省で予算をつけて研究がはじまったばかりであり、今後、早期に治療に対する健康保険適用が認められ、自賠責保険でも交通外傷による傷害と認められるといよいのですが・・・。今のところは、自賠責保険に、この診断名で申請しても、完全否定という対応です。
脳脊髄液減少症ガイドライン2007 メディカルビュー社
 脳脊髄液減少症の治療を積極的に推進している臨床医のグループが作成したガイドラインです。脳脊髄液減少症については、これまで、各種医学雑誌に様々な論文が発表されてきましたが、現在、裁判に証拠として提出するとすれば、ここに収録されている論文が、最新のものであり、一番充実していると思います。
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